琉球の偉人、最後は、王国最後の三司官、宜湾朝保である。廃藩置県直後に維新慶賀使（副使）として東京の吹上御所の歌会で和歌を詠むなど、当時を代表する歌人でもあった。琉球国を琉球藩、国王を藩王にするとの勅命を受けたことで大きな避難を受け、失意の内に亡くなる。王国の運命を背負わされた宜湾朝保を描く。